農学全般

栽培学汎論


品種・品質

【作物品質

・ビール用オオムギが備えるべき条件は充実した粒であることの他に、タンパク質含量が低くデンプン含量が高いことが挙げられる。タンパク質含量が高いとビールが濁り味も落ちる。ビール用オオムギには二条種がよく用いられ、六条種は押し麦・味噌・麦茶に利用される。
・ダイズはタンパク質や脂肪を多量に含んでいるだけではなく無機類やビタミン類も含んでいる。豆腐作りにはタンパク質含量が高い品種が、食用油には脂質含量が高い品種が適している。一般に日本の品種はタンパク質含量が高く、米国の品種は脂質含量が高い
・サツマイモの品種育成では、食用は外観・食味が優れ、かつ多収性である品種が求められ、原料用にはデンプン含量が高く多収性である品種が求められている。サツマイモの用途には以下の4つがある。
生食用−煮る、蒸す、焼く、菓子、野菜(若い茎葉のみ)
食品加工用−切干し芋、サツマイモ粉
飼料用芋だけでなく茎葉も飼料価値が高い
工業用原料−デンプン、アルコール、糖、糊




  


inserted by FC2 system